梅が満開、3月・・・年末に始めたこのネタですがひっぱりすぎたかなー。「アクティブ」車イスを定義する!最終回です。

さて、「アクティブ」を定義付けしようとして、多くの車イスを一台一台見直したことは、以前記載したとおりです。国内では10ブランド・50モデル以上、海外では40ブランド・100モデル以上の「アクティブ」と思われる車イスの比較・検討を試みました。(途中で挫折して、実際にはもっと少ないですが。。)
さらに、これ以外に、いわゆる「標準タイプ」としたモデルはこの何倍も何十倍も存在しています。「標準タイプ」は・・・うーん、自転車でいうとホームセンターのママチャリ的なモデルが多く、深くはつこみませんでした。。。まあ、「車軸前後位置15ミリ」の定義はここから生まれましたが。
しかし、「標準タイプ」にもフルオーダーの匠のモデルがあったりするので、本当はしっかり見ていく必要があるのですが。


今回は、この「アクティブ」定義付けの為の多くのブランド・モデル比較検討過程で色々と気づいたことがありますので、そこらへんを書いてみましょう。




■海外メーカの動向に改めて驚く
国内メーカーの動向は、色々と噂や伝え聞くことがあったりするので、なんとなく把握できるのですが、海外メーカはさすがにそうはいきません。
交流がないメーカーはHPなどを見るしか情報源が無いわけですが、今回HPを久しぶりに覗いて驚くことが多々ありました。
まずは、新製品のリリースです。新しい技術、素材に挑戦する意欲的な製品が数多くでてきています。そしてHPそのものにも結構驚かされます。フレームタイプや色をシュミレーションできたり、360度自由な角度から見ることができたり、是非国内のメーカーにも取り入れてほしいですね。
あと、買収・合併といった動きも驚かされます。まあ、以前からありますが、国内メーカーではほとんどないことですので。




■新世代素材について
上記で新素材、技術に驚いたと記載しましたが、この点についてもう少し。
国内外問わず、フレーム素材の主流はアルミですが、チタンや新素材を使用しているメーカーもかなり増えました。
特に、マグネシウムを扱うメーカーも見かけるようになったのが印象的でした。
10年ぐらい前から、松永のクロスラインやD-MAXのようにカーボンとアルミのハイブリットタイプが主流になるかなーと思っていました。2010年にREVが「RF」というモデルを出した時には「いよいよオーエックスもカーボン&アルミのハイブリットか」と本気で思ったものです。
(RFは見た目は旧SXと似ていますが、「ひょうたんパイプ」(断面がひょうたんの形)のアンダーフレームが取り外しできてしまうというモデルで、アンダーフレーム部分が取り外せるようになっているのは、この部分をカーボン化するため、という噂が・・・。フットサポートの高さ調節が面倒などメンテし難さなどが不評だったのか、すぐにラインナップから消えた幻のモデル・・・といわれています。)
しかし、パンテーラXは登場しましたが、そのほかのカーボンモデルはパッとしませんでした。
そんな中、でもお伝えしましたが、橋本エンジニアリングなど、マグネシウムを使った車イスが登場してきます。そして、海外でも「Aria Wheels」などマグネシウムを使うメーカーが多数でてきました。

では、カーボンはどうなったのかというと、素材としてその魅力に揺るぎはありません。「CSEI」や「Genny Mobility」など多くのメーカーがどんどん開発をすすめています。
一方、アルミだけでは厳しいくなる時代がきそうな気配も感じました。





■技術の進化
時代の変化を感じたのは素材についてだけではありません。
各パーツ、「ブレーキ」「サスペンション」や「ハンドリム」「ホイール」「バックレスト」等、新しいものがどんどん出てきています。
それらに注がれているのは驚きの技術!!うーん奥が深い!!!
これからも、車イス研究所では探究していきたいと思います!

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ではまた次回!!
(もうちょっと更新を早くしたいものです!)