前回に引き続き「第44回 国際福祉機器展H.C.R.2017」のActive車イスレポートです。

ちなみに掲載順ですが、低スペックの少ない記憶を頼りに、ひっしに思い出しながら書いているので深い意味はありません。
とはいえ、ミキ、松永、ときたら日進ですね。ということで、今回は日進医療器から。



■日進医療器
昨年のH.C.R.で公開されたNISSINのフラッグシップモデルのASⅢ。(昨年のレポートはこちら
やっぱり注目しないわけにはいきません。今年は3つバージョンが並んでいました。
まずは最軽量Verの「ASⅢ Light」
ASⅢlight
耐荷重を75キロまでとすることで、軽量化を図っています。(写真の仕様で8.6キロ!!)
「ゼロワン」といい、NISSINの「耐荷重を抑えて、軽量化する」という発想!個人的には大好きです!!
アクティブ系の自分用の車イスであれば、不必要に重い耐荷重を想定する必要なんてないわけで、サイズだけでなく、自分の体重にあった耐荷重のモデルを選べるってすごく大事だと思います。この耐荷重選択という発想が車イス界には殆ど存在しません。(太らないことが前提ですが・・・)

ということで、体重75キロ以上の方はこちら。
ASⅢurban
耐荷重100キロの「ASⅢ Urban」です。
パイプの径も太くなっているため、デザイン的にこっちの方が好きという方もいるかもしれません。

そしてやっぱりASⅢといえばこのモデル。
ASⅢshokabsorber
「ASⅢ Shock absorber」
昨年のH.C.R.の展示モデルと比べてリヤサス部分の配色が変わっていて、よりスタイリッシュな印象でした。
リヤサス搭載モデルもだいぶ増えてきましたが、性能的には群を抜いていることは間違いないでしょう。(実はまだ試乗しておらずすみません。。。)
ASⅢshokabsorberアップ

NISSINブースにはこの他に、この冬に発売となる「MS-Ⅲ」も展示されていました。
MS-Ⅲは4バージョン用意されるとのこと。
まず、参考重量9.9キロの「MS-Ⅲ アーバン」。
プッシュアップを補助するように、フロントパイプ上部を高くした「MS-Ⅲ UP」。
フットサポートがスイングアウトして、足漕ぎに最適な「MS-Ⅲ SW」。
そして、一番の注目は、特注対応が可能という「MS-Ⅲ PRO」!!
うーん、みごとに「MS-Ⅱ」を補完するモデルを投入してくるわけです。NISSINは手をゆるめませんねー。




■ティグ
つづいて足を運んだのはチタンのティグ。
国内唯一のチタン製車イスの専門メーカーとして、その動向が毎年気になってしょうがないのですが、今年は期待を上回る新モデルが展示されてました!

それが「TITAN R twin」!!
「Titan」が販売終了となり、新しい"タイタン"が登場するという話は聞いていましたが、こうくるとは!!
TITANRtwin
このTITAN R twinは一言で言えば「頸損対応モデル」。
控え目な前出し設定に高いバックレスト、きつめの前後差、長いフレーム全長、いかにも頸損仕様のディメンション・・・写真をみていただくと一目瞭然ですね。
ブースでお話しをうかがうと、やはり頸損ユーザーがターゲットとのこと。
いただいた資料にも、それがうかがえる内容が記載されています。

①前座高440、後座高360の前後差80mm
②背高さ最大440mm
③従来より長いLLサイズフレームで530mm
④前出し0mm又は3mm

とのこと。

もともと、ティグのラインナップはかなりマニアックというか、奥深いというか、とても見事なラインナップ。それぞれのモデルに存在理由があり、一見「このモデルとこのモデルはどこが違うの?」となりがちな車イス選びにおいて、ティグにはちゃんと解があります。
その意味で、このモデルの投入はかなりの驚きでした。
今回登場したTITAN R twinの上記の①~④の特徴、実は2年前にデビューした「TEKISUN」で実現してます。
TEKISUNはモジュラーですので、体に合わせた細かい調整が可能ということもあり、ティグのラインナップの中で頸損が選ぶ有力モデルとなったわけですが、そこに今回のTITAN R twinの投入です。
当然、"タイタン"と名称がついたモデルですので、その性能は名前が保証してます。TEKISUNより1キロも軽い9キロ、より高性能なモデルを求める頸損ユザーの期待に応えようというのが、今回のTITAN R twinの存在理由。
ただ、それをリリースするかは、メーカー側にも様々な事情がある訳で、実現したティグに脱帽しました。
(気になったのは配布資料に記載の特徴の③です。上記したように「従来より長いLLサイズフレームで(530)」という記載になっていました。530はLサイズフレームの長さだと思うので、LLサイズはもっと長いのではと思うのですが、今度機会があったら聞いてみよう・・・)

それにしても、なぜtwinと名称なのか、詮索好きには気になるところなのですが、「ツインバスケットボール」と関係あったりするのかな・・・




▶︎次回予告◀︎
さて、まだまだレポートは続きます!
次回はいよいよおまちかねのオーエックスエンジニアリング!!!!
沈黙を破った久々のNEWモデルは、OX渾身のフラッグシップ後継機!!!
よーくみると、幻のあのモデルと、往年の名機の影が!
そしてこのNEWモデルから見えてくるOXの今後の戦略とは!

もうたまりませんな、、、ということで次回もこうご期待!!